課題解決事例

真鍮黒染め(ブロンズ処理)

お客様の課題
真鍮の黒染めをしてほしいといったご相談への対応事例です。
課題解決のポイント

真鍮とは

銅と亜鉛を主成分とする合金で、その割合によって強度や色調が変化します。黄金色に近い光沢を持ち、見た目の美しさから建築装飾や楽器、アクセサリーに多く利用されます。また、加工性や耐食性に優れているため、機械部品やネジ、バルブ、電気部品など工業用途にも幅広く使用されています。適度な硬さと成形性を兼ね備えていることから、装飾性と機能性の両面で活躍する代表的な非鉄金属です。

ブロンズ処理について

ブロンズ処理とは、真鍮表面を黒褐色〜黒色に変化させる化学的な表面処理です。一般的に「真鍮の黒染め」とも呼ばれ、装飾性と防食性を高める目的で利用されます。金属の地肌を活かしながら落ち着いた質感を与えるため、美術品や建築金物、仏具、家具金具などに幅広く用いられています。
行った処理

豊富な真鍮黒染め実績

ブロンズ処理は、素材の成分や形状によって仕上がりにムラが出やすいという課題があります。春日井アルマイト工業では、表面調整から仕上げまで一貫管理し、色調の安定性を確保。例えば、建築装飾部材の黒染めで「同一ロットでも色合いが揃わない」とお困りだった案件において、前処理工程を見直すことで均一で美しい黒色皮膜を提供しました。
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