課題解決事例

二次アルマイト(ツートンカラーアルマイト)の色抜け防止

お客様の課題
二次アルマイト(ツートンカラーアルマイト)をする際に一次アルマイトをした部分の色抜けが発生したり、色が薄くなったりする。
課題解決のポイント
二次アルマイト(ツートンカラーアルマイト、ダブルカラーアルマイト)は、例えば黒アルマイトで処理した製品の一部に赤アルマイトを施すことで、装飾性をあげたり、判別しやすくするために用いる処理です。 1つの製品に対して部分的に2回のアルマイト処理を行いますが、色の定着がしっかりとできていないために色抜けが発生したり、ばらつきが出たりすることがあります。 対策として、一次処理後に酢酸ニッケルによる封孔と加圧蒸気封孔の2種類を行うことで封孔度を上げることで、二次アルマイトを行った際の色抜けや色ムラを抑えることができます。
行った処理
ツートンカラーアルマイト製品への加圧蒸気封孔の応用により、色抜けや色ムラを防止し、装飾性を保つ製品に仕上がりました。 当社では加圧蒸気封孔窯を保有しておりますので、アルマイトの色ムラやばらつきでお悩みの方は封孔処理の工夫で解決ができるかもしれません。試作も行っておりますので一度ご相談ください。
当社のアルマイト処理技術に関してはこちらをご覧ください。
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